Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

実践理性批判

今日は少し長い時間電車に乗ることになったから、何か本を読もうと思って選んだが、惜しくも最終段階で落選【謎】したのか、カントの実践理性批判

文庫本で手軽で、多分どれだけ長時間になっても読みきれない(笑)ので、長時間の読書には最適なのだが、前回読んだのが多分1年以上前、もしかしたら数年経過していそうで怖い。

しおりは p.220 に挟んである。そこまで読んだのだと思うが、途中にいくつか付箋が貼ってある。例えば、

……しかし物自体としての対象は、認識できないにしても、しかしこれを考えることはできる。
(p.21)
自分の供述が証明力をもつことを認めながら、それにも拘らず故意に陳述を偽るならば、このことは自然法則の普遍性と両立し得るものではないからである。
(p.99)
それは――[第一に]私は、カテゴリーがなければ、何ものも考えることができない。
(p.211)

どういう観点からここに注目したのか今となっては記憶がないので不明なのだが、もう一度最初から真面目に読み直すしかない。

カテゴリーに注目したのはAI絡みの案件に関係しているような気がする。

 

実践理性批判
カント 著
波多野 精一、宮本 和吉、篠田 英雄 翻訳
岩波文庫
ISBN: 978-4003362563