Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日読み終わったのですが、まだ評が書けていないので、「学生街の殺人」の評は明日以降に。

雑記として映画をいくつか紹介しましたが、小説の中ではビリヤードで勝負をした後に、こんなセリフが出てきます。

ポール・ニューマンを見ているみたいだった
(p.250)

これはもちろん「ハスラー」の話ですね。もう少し読めば出てきたのか。とはいっても「ハスラー」という言葉は出てこなかったと思います。この小説、何かいろいろ映画を見ている前提で書かれていますかね。

「俺が花嫁をさらっていったところまでは知ってるよな?」
ダスティン・ホフマンみたいに」
(p.470)

これは「卒業」。ストーリーと何か関係あるのかな。

うっかり「人間の証明」を出してしまったのは何か失敗感があります。私はすぐに「人間の証明」最初のシーンを思い出してしまったので、エレベーターの殺人事件の犯行現場がエレベーターではない、という先入観を持ってしまったのです。そんなことが頭にあるとその後の読み方が随分変わります。まあそういうのは仕方ないですが。


学生街の殺人
東野圭吾
講談社文庫
ISBN: 978-4061847217