Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

AKB48の戦略! 秋元康の仕事術

昨日ちらっと紹介した本ですけど、 田原総一朗さんが秋元康さんをインタビューしている形式で書かれています。 会話で進んでいくから、かなり読みやすいですが、タイトルに仕事術と書いてあるように、内容はビジネス系。 どういうビジネス、プロデュースをすればいいとか、悪いとか、そういう話の本です。 基本、田原さんと秋元さんの会話形式ですが、20ページほど、田原さんと高橋みなみさんの特別対談が入っています。

ところで、AKB48って、何で48なのでしょう?

これは全然、意味ないです。とにかく商品開発番号のようにしたかった。
(p.18)

そうなんだ。いろいろ勉強になる本です。 格言的な一言がたくさん出てくるので、短冊にでも書いて笹につるしておくといいかも、七夕は終わってしまったか。 AKBを企画したところの話で面白いと思ったのは、

企画の原点は、やっぱり「根拠のない自信」だと思うんです。
(p.30)

結局、当たるかどうかやってみないと分からない世界なんだけど、やるときは自信がないとダメってことですね。 やるときは一点突破。あれもこれもはダメ。

AKBのメンバーにも「歌も芝居も何でもできる人になりたいですっていうのは無理だ。一つに絞り込め。自分のなかに、これだけはという武器を見つけなさい」と言っています。
(p.45)

しかしその絞り込んだ武器で勝てるレベルになるまで努力するのが大変です。 このブログもジャンル絞ってみるかな。 まだ試行錯誤って感じだけど。こんな言葉もあるし。

人生は坂道で、ある高さまで登らなければ見えないことがあるでしょう。
(p.45)

下から見てみたいこともありますよね。ヘンな意味じゃなくて。 ところで、Think という標語は IBM なんですが、

偉そうなことは言えませんけど、やっぱり考えなければダメだと思うんです。AKBのメンバーにもスタッフにも「とにかく考えろ。24時間考えろ」と言っています。
(p.81)

24時間というのは凄いですね。寝ながら考える。最近はヘンな夢を見ることがあって、やはり寝ているときも考えている感じがしますね。ちなみに昨日見たヘンな夢ってどんなのかというと、テストで時間内に解けなくて0点になってしまう。漢文が読めなかったんですけど、問題も多すぎたというか、一体どういう経験をすればそういう夢が捏造されるんでしょうね。 夢日記は書いてるけど、まだこの話書いていないな。

格言的に気に入ったのは、

「いまあるものは、すべて過去だ」
(p.88)

なるほど、何かAKBの歌を聴いていると、20年とか30年前にどこかで…みたいなのがよくある気がしていたのですが、すべて過去なんですね【違】。 ちなみに今日はフォーチュンクッキーをリピって聴いています。


AKB48の戦略! 秋元康の仕事術
秋元康 (ゲスト)
田原総一朗 責任編集
アスコム 発行
ISBN: 978-4776207627