Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

魔法使いの嫁

今日はアニメで「魔法使いの嫁」。原作はコミックですが未読です。Wikipedia によれば、アニメは原作に忠実だそうです。 内容は本格ファンタジー。舞台はイギリス。魔法使いと妖精とドラゴンが出てきます。このアニメ、最初に想像していたイメージと違ったの…

Cの絵本

今日は「Cの絵本」プログラミング言語Cの入門書ですが、絵本というほど絵はないですね。挿絵程度です。 入門用としては悪くはないと思います。サンプルプログラムを実行しながら勉強すればいいのですが、サンプルがちょっと面白くないかもしれません。昔、C…

アリスマ王の愛した魔物 (2)

今日は昨日紹介した小川一水さんの「アリスマ王の愛した魔物」から、残りの2作品を紹介します。 まず、「星のみなとのオペレーター」。これは完全にSFです。宇宙の彼方からウニが攻めてくる話です。 十兆個のウニが太陽のそばを通過する (p.178) 日本の防衛…

アリスマ王の愛した魔物

今日は小川一水さんの「アリスマ王の愛した魔物」です。SFです。たぶん。 5つの短編が入っています。個人的には、微妙にブラッドベリ的な感じがしました。 1作目の「ろーどそうるず」は、バイクの話です。バイクについて書いたという意味ではなく、バイクが…

辰巳八景

今日は最近ちまちまと読んでいる、「辰巳八景」から少し紹介します。 いわゆる時代物で、江戸の町民の生活を描いた作品です。この題名の由来については、巻末の解説によれば、 長唄の『巽(辰巳)八景』に依っている。(p.398) とのことで、八景については、 永…

いいからしばらく黙ってろ!

今日は竹宮ゆゆこさんの「いいからしばらく黙ってろ!」。 主人公は龍岡富士。富士さん。女性です。卒業式で袴姿のまま、バーバリアン・スキル(バリスキ)という劇団の「見上げてごらん」という演劇を見に行って、開演10分後に非常事態が発生して避難して、観…

異世界かるてっと2

今日紹介するアニメは「異世界かるてっと2」。先日紹介した「異世界かるてっと」の続編です。 ここまでやるのならスライムとか九内伯斗も出て来てほしいような気がしますが、とりあえず2では新たに「盾の勇者の成り上がり」のキャラと、ゲスト出演で「慎重勇…

オーバーロード

今日はアニメで「オーバーロード」。原作はラノベですが、未読です。ネットでも公開されていますが、Wikipedia によれば Web 版と書籍・アニメ版は一部のストーリーが異なるそうです。 先日紹介した「異世界かるてっと」のネタになっている作品です。サラリ…

コンビニたそがれ堂

今日は、村山早紀さんの「コンビニたそがれ堂」。 日本の神様、物の怪が出てくる、ほんわかしたストーリーです。といっても、あまり前面には出てこないですが。 風早の街の 駅前商店街のはずれに夕暮れどきに行くと古い路地の 赤い鳥居が並んでいるあたりで…

異世界かるてっと

今日はアニメで、「異世界かるてっと」。2019年の春アニメです。 このアニメは、「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」の4つのアニメのキャラが同じ世界に召喚されて、ぷちキャラとなって学校の同…

ゼロから始める魔法の書

今日はアニメで「ゼロから始める魔法の書」。2017年の春アニメです。 ゼロというのは魔法使いの少女。魔法使いは番号で呼ばれています。主人公は獣人の傭兵。この傭兵にゼロがなついて一緒に冒険をする感じのストーリー。形式的には、ゼロは傭兵の雇主なので…

冴えない彼女の育てかた

今日はラノベで「冴えない彼女の育て方」(さえないヒロインのそだてかた)、1巻です。 私はアニメを先に観ているので、キャラとか先入観が入ってしまって、正しくラノベ的に解釈しているか自信がなかったのですが、1巻を読んだ感じでは、まあまあ原作通りかな…

雪の夜は小さなホテルで謎解きを

今日はミステリーで、「雪の夜は小さなホテルで謎解きを」。 ちょっと異色な風味が混ざっています。大雪でほぼ閉じ込められた小さなホテルの中で盗難事件が発生。誰が犯人か。謎を解いていくのは12歳のマイロと、メディ。このストーリーの注目点は、二人がオ…

魔王様、リトライ!

今日はアニメで「魔王様、リトライ!」。これもラノベの原作がありますが、例によってそちらは未読。 アニメはノリノリ。よく出来ていると思います。入浴シーンもあります。 ジャンルはいわゆる転生最強系。ファンタジーというよりはギャグ寄り。主人公は九内…

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。

今日もアニメを紹介します。「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」。 勇者を目指していたら魔王が討伐されてしまって勇者の存在価値がなくなってしまい、勇者を目指していた主人公、ラウルは電気店の店員として働いています。そこに討伐さ…

ゴブリンスレイヤー

今日はアニメで「ゴブリンスレイヤー」。ファンタジー系。ラノベは蝸牛くもさんの原作、未読です。 冒険者ギルドでゴブリン退治ばかり請け負う男、ゴブリンスレイヤー。それと女神官のパーティーでゴブリンを退治していきます。ラノベは読んでないのですが、…

異世界食堂

今日紹介するのはアニメで、「異世界食堂」。 原作は犬塚惇平さんのラノベですが、未読です。アニメは2017年夏に放送されました。 日本の洋食店が土曜日だけ異世界との扉がつながり、異世界の客がやってくる、というストーリーです。客ごとに好きな料理があ…

眠狂四郎虚無日誌

今日は眠狂四郎シリーズで、「眠狂四郎虚無日誌」。 シバレン、柴田錬三郎さんの作品。集英社文庫の上の表紙は、作品に出てくるお玉の裸体。お玉は家紋を入れ墨にしています。 右の乳房の上には降鶴丸、左の乳房の上には打出小槌、乳房と乳房のあいだに花藤…

桃太郎は盗人なのか?―「桃太郎」から考える鬼の正体

桃太郎というと、日本人なら誰でも知っている正義の味方です。個人的には般若の面を被って悪人の前に現れるイメージですが、それはさておき、この本は福沢諭吉、芥川龍之介、池澤夏樹、高畑勲の4人が「桃太郎が悪い」と指摘していることから疑問を持ち、事実…

この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる

今日はアニメ、「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」。オリジナルはラノベですが未読です。 ラノベやアニメには、タイトルがこの程度の長さのものが結構ありますが、最初の頃はインパクトがあるような気がしていましたが、最近は普通感しかしないですね。 …

くちなし

今日は、1月27日に紹介している「修道女フィデルマの挑戦」に掲載されている短編、「痣」を読み返しました。この作品は特にお気に入りで、たまに読み返しているのです。推理のプロセスがロジカルで、何か落ち着くのです。 そして、最近もう一冊、ちまちまと…

雑記

今日は何かもう書く気がなくなったので雑記にする。何でそうなったかというと、はてなブログになかなかログインできなかったからだ。 同じ現象はかなり前からあったのだが、まず、ブログの画面を表示すると普段は上の方に「記事を書く」というボタンがあるの…

七星のスバル

今日はアニメで「七星のスバル」。原作はラノベで、Wikipedia によれば、アニメはラノベの1~5巻の内容に対応しているそうです。 ストーリーは、ユニオンという MMORPG にスバルという伝説のパーティがあったのですが、メンバーは小学生。その一人が死んでし…

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

今日は2020年の冬アニメで「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」です。例によって原作やコミカライズ版は読んでません。DVDはまだ出てないですかね。 Amazon のレビューを見た感じではキツい評が多いような気がしましたが、個人的にはこうい…

残響のテロル

今日はアニメで「残響のテロル」です。2014年の夏アニメ。 東京で予告爆破テロが行われる、という話。犯人はスピンクスを名乗る、ナインとツエルブの少年二人。ネットの予告動画になぞなぞが含まれていて、それを解けばどこが爆破されるか分かる仕組みになっ…

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術

今日はアニメで「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」。原作のラノベは未読です。 いわゆる召喚系で、最強系、と呼ばれるジャンルだそうです。ちょっとHなシーンもあります。レムの体内から魔王を召喚するときに、穴に指を突っ込むシーンがあるのですが、そん…

たった10分間で100単語覚える方法

今日は「たった10分間で100単語覚える方法」。 暗記法の本だと思うのですが、根本的な問題があります。10分間で100単語覚えるというのは、例えば知らない英単語を100個覚えるような話だと錯覚してしまいそうですが、この本はそうではありません。既に覚えて…

ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (2)

先日紹介した「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」ですが、ちょっと謎すぎるのでもう少し背景を説明してみます。このストーリーに出てくる惑星は、 巨大ガス惑星、ファット・ビーチ・ボール。大昔の木星に似た横縞と大渦の天体(p.9) このガス惑星から…

カレーの世界史

今日紹介する本は、「カレーの世界史」。 著者の井上岳久さんは、カレー総合研究所の代表取締役です。世界史とタイトルに付けるだけあって、いつどのようなカレーができた、広まったというような分析が満載です。ちなみに、カレーがいつ誕生したかは定かでは…