Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日は大晦日なので雑記にします。ていうか、本を読んでません。参考書をちょろっと見たのと、微分方程式の本をパラパラ眺めただけです。

二年参りは中止らしいです。年末年始の集会が感染防止対策で中止になるというのは、まあ仕方ないといえば仕方ないです。

こちらは今日は雪がたまに降ったりしていますが、気温が氷点下なのでサラサラのままで風が吹いたらどこかに飛んでいきます。

雑記

今日は梅酒に酔ったので雑記にします。

梅酒ということで油断しましたが、結構度数高くないですか。焼酎で梅を漬けたらしいのですが、梅もなかなかの度数とみました。

おせち料理はネットで注文した冷凍のが到着しました。例年、午前中に着くのですが、今日は午後6時頃まで待たされたので、何かトラブルでもあったのかと心配しました。ネットで配送状況を見ていたら、14:00 頃に配送中になっていたのですが、道に迷ったのか?

雑記

今日は太ももがつったので雑記にします。一冊読み終わったのですがちょっとかなりヤヤコシイのでまとまりません。

太ももというのはあまり経験した記憶がありません。普通はふくらはぎがつるものですが、ちょっと無理な姿勢を取ったせいで太ももがつるというややこしいことになったようです。その結果リビングで溺れそう【謎】になりました。

ちなみに今日は1万3千歩程度歩きました。

CANAAN

今日はアニメで「CANNAN」。アニメを紹介するのが久しぶりで何をすればいいのか忘れてしまいました(笑)。2009年の夏アニメ。オリジナルはゲームだそうです。dアニメ配信中ですが今年で配信終了してしまうので一気に観ました。

ジャンルはSFガンアクション。ウイルスの人体実験とか、ヤバいネタが出てきます。舞台は上海。上海の描写は中国に詳しくないのでどの程度リアルなのかよく分かりません。

主人公のカナンの能力は共感覚、よくわかりませんが、ということで弾は全部避けます。フィジカルもスーパーマン並みに凄いようですがどうなっているのか謎です。空は飛べません(笑)。対面した相手が何色に見えるかで、相手が殺意を持っているとか好意を持っているというのが分かるというチートなのですが、これだとうっかりヒットにやられてしまいそうですね。サトリという技とか。

カナンの友人として出てくるマリアがキーになるのですが、天然系な感じでキャラとしてよく分かりません。個人的にはこのアニメでは一番のお気に入りですが。

グダグダな性格のユンユンも面白いです。基本的に女の子がたくさん出てきてバトルする感じのストーリーで、NOIR とか超電磁砲とかまどマギとか、そっち【どっち?】系に分類できるのかもしれません。

最も個性的なキャラはリャン・チーでしょうか。性格が壊れています。多分、熱烈支持する人と拒絶する人に分かれそうな感じです。

 

 

ようこそ実力至上主義の教室へ11.5

今日の本は「ようこそ実力至上主義の教室へ11.5」。

1年生最後の特別試験が終わった後から春休みにかけてのショートストーリー集です。内容的には2年生編への伏線・調整って感じです。卒業式前の啓誠の言葉。

俺は勝ちたいあまりに、目の前のことが見えてなかった
(p.23)

前回の特別試験で葛城を懐柔しようとしたのですが、結局失敗したことを反省してのセリフです。 葛城は結局裏切らなかったのですが、

人は失敗を繰り返して成長していく。結果だけを見て叩くようでは指導者にはなれない。
(p.23)

仲間は案外失敗に寛容なようですね。

卒業式の3年生を目の前にして、堀北はこんなことを言います。

夢への近道が叶わなくても、自力で切り開くことは出来る
(p.80)

Aクラスでなくても実力があれば自分の入りたい企業に入れると言っているのですが、確かに正論ではありますが、自分の行きたいところに行くスキルがあるのなら、その能力を使ってAクラスに入れるような気もします。

ちなみに、卒業する堀北兄は、こういう生き方をしたそうです。

努力した者に勝つには、更に努力する。
(p.212)

あとは運ってことかな。

この世は成長する材料で溢れている。
(p.217)

逆から見れば、自分がどれだけ未熟かということになりますね。この世には足をひっぱる罠も満ち溢れているわけだし。

今日の最後はこれで。

人は学習に喜びを覚える。
それは勉強でも運動でも、ゲームでも同じだ。
上達したと実感すれば愉悦を覚える。
それは恋愛も同じ。
(p.320)

綾小路の言葉なのですが、綾小路は閉鎖空間で育っているのでコミュニケーション経験が足りません。さてこの後はどうなることやら、みたいな感じで2年生編に続きます。


ようこそ実力至上主義の教室へ11.5
衣笠彰梧
トモセ シュンサク イラスト
MF文庫J
ISBN: 978-4040640075

雑記

今日はややこしい夢を見たので雑記にします。

以前はできるだけ夢をメモしておくように心がけていたのですが、最近はかなりサボっていてすぐ忘れてしまいます。世界絶滅的なスペクタクルな夢は少なくなり、資格試験を受けに行くとか引っ越すとか、地味なものが増えました。どういうメモなのか少し紹介すると、

帰り路で、小学生が集団で踊っている。男女入り乱れているが何の踊りか分からない。少し歩くといきなり海岸に出る。

こんな感じですが、予知夢なのでしょうか【なにが】。

ちなみに今日の夢は何がややこしいかというと、「イット」というものが出てくるのですが、それが何なのか分からないのです。

 

あと少し、もう少し

今日の本は瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」。裏表紙には「傑作青春小説」と書いてあります。

舞台は市野中学の陸上部。目標は駅伝の県大会出場です。しかし走者が揃わない。陸上部員だけでは足りないのでいろんな部から走れる人を集めるところからです。スキルよりも重要なのがやる気なのです。

中学校でやることに必要なのは、能力じゃない。嘘みたいだけど、努力だ。やる気や根気やチームワークや地道な練習が、勝敗を決める。
(p.7)

ところが陸上に詳しい先生が異動になって、陸上部の顧問は美術の上原先生になってしまいます。この上原先生、陸上のことは全然分かりません。前途多難なのです。果たして上原先生は好きで顧問をしているのか。

誰だってやりたいことだけしてるわけじゃないじゃん。
(p.32)

そういうときは、「やりたいと思う」「やらない」というのがポジティブな二択なのですが、実際はやりたくないけどやる、という妥協になる場合が殆どです。

この上原先生がぼーっと生きているようで意外と頑張ります。まず、不良っぽい太田くんが試合直前で逃げ出すのですが、戻ってこいと説得します。

中学校っていくら失敗してもいい場所なんだって。人間関係でも勉強でもなんだって好きなだけ失敗したらいいって。
(p.122)

全然乗り気でなかった太田が何となくうまいこと言いくるめられて走る気になってしまうのは面白いです。

4区を走る渡部はサックス奏者です。渡部は最初から走る気がないのですが、こんなことを言って説得します。

本当の芸術っていうのは、芸術の中だけで生まれるんじゃないんだよ。音だけに囲まれた中で生まれた音楽は誰の心も討たない。違うかな?
(p.187)

違うような気がしないでもないですが…。吹奏楽部の顧問の澤田先生はこんなことを言います。

音楽でもなんでも芸術っていうのは、見えている部分だけで創り出すものじゃないのよ
(p.206)

駅伝も単に走るスキルだけではなく、選手のコミュニケーションがほにゃらら、みたいな感じの小説なのです。それぞれのキャラが際立っていて、なかなか楽しいです。ただ、ちょっと皆おとなしいというか、ラノベでよく出てくるような過激なキャラがいないのは物足りないかもしれません。


あと少し、もう少し
瀬尾 まいこ 著
新潮文庫
ISBN: 978-4101297736