Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日は中身が薄い(笑)ので雑記にしておきます。一応「アントニークレオパトラ」は読みました。

超絶要約すると、アントニークレオパトラが死ぬ話ですね。

スパイスの利いたセリフがたくさん出てくるのですが、例えばこんなの。

人間、わが身のことは解らぬもの、時にはおのが禍ともなるべきことすらねだりかねませぬ。
(p.256、メーナス)

原文だとこんな感じです。

We, ignorant of ourselves,
Beg often our own harms, which the wise powers

翻訳にかなり苦心してるな、というのが分かります。

小事は大事の前に道を譲らねばらなぬ。
(p.259、レピダス)
small to greater matters must give wap

このあたりのやりとりが舞台だと盛り上がりそうです。なお、原文は http://shakespeare.mit.edu/cleopatra/full.html から引用させていただきました。


シェイクスピア 1 (世界の文学セレクション
シェイクスピア
福田 恒存 翻訳
中央公論社
ISBN : 978-4124031416