Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

子育て陰陽師

今日の本は「子育て陰陽師」。

ストーリーは、ざっくり言うと、陰陽師が子育てする話です。

以上です。

簡潔にまとまったら書くことがない(笑)。主人公は陰陽師の間宮春明。式神は狐の識(シキ)。育てることになった子供は由良小夜香(サヤカ)。春明とサヤカは見えざる者が見えるという能力者。それでいろいろ変なことが起こるというシナリオです。

術者と子育てを組み合わせた話は珍しいかもしれませんが、子育てでアタフタする春明の行動は、実際に子育てを経験した読者には面白さ倍増ではないでしょうか。もっとも、怨霊とのバトルシーンはあまり細かい話は出てこなくて、戦ったら勝っていた、疲れた、みたいな感じなので、武闘派の読者には物足りないかもしれません。

ある程度、ほのぼのと読める一冊です。この流れだと春明かサヤカが実は世界最強、みたいな話に展開するのを期待したいです。


子育て陰陽師 へっぽこアラサー男と狐と小さなお弟子さん
真楠 ヨウ 著
紀伊 カンナ イラスト
富士見L文庫
ISBN: 978-4040728520