Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

はたらく魔王さま!

今日はアニメで「はたらく魔王さま!」。原作はラノベで作者は和ヶ原聡司さん。2013年の春アニメです。

ジャンルはいわゆる異世界モノ。日本から異世界に転生するパターンのアニメは多々ありますが、このアニメは魔王と勇者がこちらの世界の東京、細かいことを言うと笹塚あたりに転生してきて日本人的な生活をしつつバトルするという設定の話です。

魔王サタンがやたら普通にいい人になっていて、勇者エミリアが何となくイヤな感じの女になっているのが面白いです。根はいい人のようですけど。途中で敵役として出てくるルシフェルも、ボコられた後はそれなりに大人しいヒッキーになって人間っぽいわけですが。

ファーストフードの店員やコールセンターで働くという設定も面白いし、キャラとしては何かよくわかりませんが謎の大家さんとか後輩のちーちゃんとか、いい味を出しています。

しかしこのアニメで気に入っているのはそこじゃなくて、魔王さまがこの世(?)で生活拠点とするのが笹塚という、東京で生活していたらそれなりに雰囲気が分かるローカルドメインである所。ちなみにエミリアは永福町に住んでいます。私は昔、下北沢に住んでいたので、このあたりは何となく分かります。このアニメにも新宿のシーンが出てきますが、「君の名は。」や「天気の子」の新宿・代々木、池袋あたりの風景、「四月は君の嘘」に出てくる練馬周辺など、見覚えのある場所が出てくると、ついストーリーよりもそちらに全集中して観てしまうのです。