Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

あかねさす少女

今日はアニメで「あかねさす少女」。2018年の秋アニメ。dアニメストアで今月で配信終了になるので観てみました。キャラクター原案に桂正和さんが参加していますが、最初に観た時には分かりませんでした。

ジャンルはSF。あるいはヒロイン戦隊もの。並行世界に移動してドタバタやって元の世界に戻って来る、というパターンです。サブカル的に分析すると、いろいろマッチしそうな構成です。

鉱石ラヂオ研究会という部活が出てきます。ゲルマラジオって今の子供は作ることがあるのでしょうか。AM放送は民法ラジオが2028年に終了するという話もありますが、ゲルマラジオのような単純な回路で聞けるというメリットがあるので残しておいて欲しいものです。簡単とはいっても、無人島に漂流したときにゲルマラジオが作れるかというと、ちょっと無理っぽいですが。

アニメの背景には昔のラジオとか真空管アンプとか出て来て、そっちのマニアならストーリーと関係ないところで楽しいと思います。ウォークマンにカセットテープを入れると変身するという時代錯誤的なシナリオも面白い。今の若い人にはワケがわからないのでは。案外、架空のメカだと思っていたりするかもしれません。

主人公の明日架の、味噌蔵の娘という設定も珍しいですが、最後までちゃんと味噌が話に絡んでくるのも、神社と共に和風テイストの作りに味を添えていて、なかなか面白いです。

メインの5人の少女はそれぞれ個性的ですが、個人的には優が好みですね。