Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

新世界より

今日はアニメで「新世界より」。2012年に放送されました。小説の原作者は貴志祐介さん。

Wikipedia にはサイエンス・ファンタジーと紹介されています。SFというよりファンタジーの世界ですが、背景には遺伝子操作のような科学的ネタが出てきます。最後のオチは、そんなことでいいのかというビックリがあります。

この話では、「呪力」という能力を持つ人間が出てきます。その存在がパワーバランスを完全に狂わせてしまう、ということになっています。能力者が出てくるアニメやラノベはいくらでもありますが、実際にそんな人間がいたら、軍事バランスが変わることは必至でしょう。一個人や数名のグループが世界征服を企てても何も不自然ではないのです。

世界観としては、人間以外にバケネズミという知能を持った生物がいて、バケネズミからは呪力を持った人間は神様とみなしています。そうでなくても呪力なんて持ってたら神と言われても不思議ではありませんが。

バトルシーンもたくさん出てきますが、最近のアニメのバトルシーンはインフレで高止まりしているので、能力者のバトルは個人的には地味な感じがしました。かといってリアルでもないです。微妙です。

 BGMとしてドボルザークの「新世界より」が使われています。私の小学校では下校の時刻の音楽に使われていたような記憶がありますが、今でもそうなのでしょうか。