今日は物語シリーズから「傾物語」タイムトラベル系のSFです。
ザックリのあらすじですが、阿良々木暦と忍がタイムトラベルして世界を滅亡させるという話です。いや、滅亡した世界に行くのか。
何でタイムトラベルしたのかというと、夏休みの宿題をするためなんですね。過去を改竄したら未来は大変なことになります。原理として、バタフライ効果のわかりやすい説明があります。
「漫画やゲームの影響で事件を起こすような子供は、漫画やゲームの影響を受けなくても事件を起こす、みたいな話じゃ」
(p.116)
○○で自殺する人はどれ位いますか、という質問がよくあるのですが、そもそも○○で自殺するような人は、○○でなくても自殺するような気がします。今回はコロナでお亡くなりになった人が日本では数百人という数字ですが、その中には普通に風邪をひいても亡くなっていた人も含まれているのです。
ゲストというかレギュラーですが、八九寺が絡んできます。単行本の箱は八九寺のイラスト。ちょっとだけ戻って夏休みの宿題をするはずが、11年前に戻ってしまうのですが、何で11年前なのかというと、
お前様がジャンプするときに、あの迷子っ娘のスカートの中でも妄想しておったからではないか
(p.220)
妄想で飛び先がコントロールできるとは、凄い能力ですね。見直しました。