今日は物語シリーズから「花物語」。神原駿河がメインのストーリーです。久々に読んでみました。どんだけぶり【謎】かというと、栞として 2011年のコンビニのレシートが挟んでありました。
敵キャラになるのは沼地蠟花。とりあえず女子高生です。女子高生と女子高生のバトル。だから花物語ですか。この沼地、どんな人物かというと、
あの、嫌がらせのような泥沼ディフェンスで有名な『毒の沼地』の異名で知られる、沼地蠟花
(p.93)
どうもいや~んな感じですね。このセリフを言ったのは神原のバスケ部の元副キャプテンの日傘。こんなことも言ってます。
「友達に、新しい友達ができるって、なんだかやなんだよねー。友達の友達は、敵!」
(p.38)
友達の友達をリンクしていけば7レベルで全世界の人間をカバーするそうですが、こういう人がいると一瞬で終わってしまう(笑)。神原の友達はヘンなのが多いですね。神原が一番変態ですけど。
その沼地はなぜか「悪魔様」というカウンセリングみたいなボランティアをやっています。沼地の言葉。
「バレそうになったらすぐに撤退する。そしてやり直す。それがコツだ」
(p.65)
逃げ足が肝心なんですね。しかもやり直す。なかなか一筋縄ではいかないようです。ヤバい奴といえば、本編には詐欺師の貝木も出てきます。例の、
どんな相手でも、提供するのは自分が持っている情報の半分まで
(p.133)
という主義の人です。この主義に関しては、なかなか納得力があったので、実は私もできる限り情報を半分は隠そうと努力しているつもりですが、どうしてもネタ切れになってしまうのが不思議です。ちなみに、貝木は神原よりも足が速いです。何かヘンな力を使っていそうな気もしますが。
貝木は神原の母親に世話になったという理由で、神原には異様に親切に応対します。世話になったというのもどうも怪しい話ですが。相変わらず教訓が好きです。
この件からお前が得るべき教訓は、逃げるだけでは解決しない物事もあるということだ
(p.105)
逃げれば片付くことも結構あるってことか、あるいは逃げても逃げなくても解決できないとか。ちなみにこのセリフ、神原と二人で高給焼肉店で焼肉を食べるシーンで出てきます。
最後に、一つ名言を紹介して今回は終わります。
人間は矛盾しながら生きていくのさ