今日は、れんげ荘シリーズの3作目。「ネコと昼寝」。
猫が出てきますけど、大したことはないです。キョウコは相変わらずぼーっと生きています。平和そのものですが、自分から隠者になったようなものですから、
しかし他人は、中年女が赤い口紅をつけていようがいまいが、そんなことなど気にしていないのだ。
(p.73)
他人も気にしないわけです。まあ大抵の人は自意識過剰で、世間は自分が思っているほど他人に興味を持っていないものです。個人的にはいつでも図書館に行ける生活というのは夢のような生活ですけど、最近は図書館の書架がコロナ対策で閉鎖されていますから、とんでもない時代になりましたね。ところで、
また気が向いたら来てくれるかもしれないと期待しつつ、『贅沢貧乏』を手に取ったが、一時間おきに窓の外を確認し、読書には身が入らなかった。
(p.90)
そんな本、本当にあるのかなと思っていたら、森茉莉さんの本ですね。読んだことはないので今度読んでみます。キョウコと付き合っていたオオバという男が面倒くさすぎてなかなか面白いのですが、
キョウコが別れを切り出すと、
「おれと別れると一生後悔するぞ」
といわれ、どういう意味かと首をかしげたが、未だにわからない。
(p.104)
んなの何も考えなくても、相手も何も考えてないでしょ。意味はないはずです。
お隣のチユキさんによれば、掃除のコツは、習慣にすることだそうです。
溜めるとあとが面倒くさいですからね。
(p.117)
まあ確かに。disk full になったら swap で処理できなくなりますから作業しようにも身動きが取れなくなるわけです。しかしこの3作目、凄い終わり方になっていますが。
ネコと昼寝 れんげ荘物語
群ようこ 著
ハルキ文庫
ISBN: 978-4758441957