Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日は殆ど本を読んでないので、一冊紹介だけして終わりにします。

私は勉強法の本はおそらく百冊以上読んでいるのですが、伝説となっている和田秀樹さんの「受験は要領」から始まって今に至るまで、書いてあることは大抵同じです。目標を決めて計画を立てる。

この本も同様で、書いてあることは他の本と殆ど同じです。書いてある通りにやれば大抵の大学には合格する、でも大抵の人はできない。

この本の特徴としては、勉強が楽しい、楽しいと何度も書いてあります。

「勉強それ自体が、誰でもやれば楽しめるものである」と信じています。
(p.63)

勉強は本来楽しいものだ、という話は野口悠紀雄さんの『「超」勉強法』にも出てきます。河野さんのように東大も司法試験も合格するような人が勉強が楽しいというのは分かるのですが、河野さんは勉強ができない人のことはあまり想定していないようで、こうすればいいという話はたくさん出てきますが、それができないときにどうすればいいのか、という失敗時の対策についてはあまり出てきません。

この本は改めてちゃんと紹介する機会があると思いますが、この本は、勉強ができる人には役に立つが、勉強ができない人にはあまり助けにならないのではないかと思います。

 

東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法
河野 玄斗 著
KADOKAWA
ISBN: 978-4046023056