Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

プレジデントFamily2019年秋号 東大生184人「頭のいい子」の育て方)

今日は最近買った雑誌で、プレジデントファミリー2019年秋号、特集は「東大生184人 頭のいい子の育て方」です。東大生へのアンケート特集。毎年1度やっているようですが、意外な事実が出てくることがあるので、つい買ってしまいます。

今回意外だと思ったのが、「小学生の頃に勉強に役立ったグッズ教えて!」。一番多かったのが18人の回答した「鉛筆」。なにその当たり前な回答、と思うかもしれませんが、次点の18人「シャープペンシル」を上回っているのがビックリです。何がそんなにいいのでしょうか。

太宰府天満宮の鉛筆にはご利益があった。理一2年男
(p.21)

御利益があるのなら仕方ないですね。成程と思ったのは次の回答。

鉛筆を使っているとどれだけ勉強したかという達成感が得られた。大学院女

確かに、鉛筆だと短くなったところで次に行きますから、短い鉛筆がどんどん溜まっていきます。シャーペンだと芯を消費するだけで何も残らない。短くなった芯は使いにくいので残すという手がありますけど、あまりインパクトがない。

ではシャーペン派はどういうメリットを主張しているかというと、

やっぱりいくら書いても削る手間がないっていうのは集中力が続く一因になっていたと思います。工学部4年男
(p.20)

鉛筆は削らないといけませんからね。電動鉛筆削りが楽しいという回答もありました。

ちなみに3位が17人で「紙」なのです。紙がたくさんあるとおもいっきり書くことができます。幼稚園・小学生時代に好きなだけ書けるというのは、学力に大きく影響するのでしょう。

もう一つ、学力に大きな影響を与えるのが読書です。東大生が特殊な本を読んでいるわけではなく、ちなみに、今回のアンケートでトップになったのはハリーポッターシリーズです。

テレビに出てくる東大生は速読できる人がとても多いようですが、速く読めるということは、同じ時間でたくさん勉強できる。速読というスキルをいつ身に付けたのかというと、やはり小学生までだと思うのです。子供の頃に猛烈に本を読みまくって、速く読む力を高めつつ、読解力も高めていく。それが全ての科目を下から支える縁の下の力持ちになるわけです。

 

プレジデントFamily(ファミリー)2019年10月号(2019年秋号
東大生184人「頭のいい子」の育て方)
プレジデント社
雑誌