Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

超速読力

今日は電車の中で一冊読みました。

超速読力というのはどういう意味かというと、

大量の情報をざーっと流し込んで、それに対してコメントが言える能力、すなわち「超速読力」
(p.013)

つまり、このブログでやっているようなスキルがズバリ超速読力なのでしょう。なお、この本は20~30分程度で読んでいます。

ちなみに、この本にはフセンを貼る話が出てきますが、私も貼っています。この本の場合は、20枚ほど貼りました。

本にフセンを貼る人はあまりいない
(p.178)

そういわれると、確かに自分以外に、本にフセンを貼る人は見たことがありません。フセンを貼ると本が傷むという説がありますが、経験的に、粘着力が弱いフセンだと問題ないです。ただ、貼ったつもりのフセンがどこかに行ってしまうことがありますが。

さて、この本は速読する本かと思ったのですが、

時間がないときは、真ん中あたりから読み始めることをおすすめします。
(p.029)
また本によっては、カバーを織り込んである袖の部分や裏表紙に、解説や要約が書いてあることがあります。これを読めば、本文をまったく読まなくても内容がわかります。
(p.064)

それって要するに速読じゃなくて読んでないですよね。

ちなみに、斎藤さんは重要なことを第一章に書くそうなので、斎藤さんの本を真ん中から読むと失敗します。また、この本は最後は実際に速読する例が紹介されているので、最初に基礎、最後に応用という参考書のような構成なんですね。古典を読むのがいいとか、積ん読でも構わないというのは、かなり目から鱗が落ちまくります。

最後に恒例のアレ、いいなと思った言葉を紹介します。

偉人の言葉は、ひと言が重いのです。
(p.144)

 

超速読力
齋藤 孝 著
ちくま新書
ISBN: 978-4480072313