Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

今日は結構歩いたのでキツかったです。本郷で五月祭をやっているので行ってきたのですが、滅茶苦茶な混雑の中で、文芸系のサークルとか、全然人が集まっていないのですぐに分かるのが何と言っていいか。古本を売るコーナーとかもありましたが、やはり買いませんでした。あれって学生さんから集めて売ってるのですかね、何となくジャンルの偏りがそれっぽい感じでしたが。

そういえばデリダの本を読んだという話をチラっと書きましたが、既に読破はしています。

しかしこれはどうまとめればいいか。かなり悩んでいます。デリダといえば脱構築ですが、脱書評的なものしか書けないような感じで溢れています。ちなみに、脱構築って何、という人もいると思いますが、

デリダにはフランス語の「破壊 デストリュクシオン(destruction) 」はあまりに否定的ニュアンスが強く一方的な言葉と感じられたのである。
(p.109)

それで脱構築 (de-construction)となるわけですが、破壊よりは弱くて、かといって元の構造は残していない、という優柔不断なところに何となく親しさを感じるのです。プログラムでいえば、構造化はするけど goto も使っていいよ、という最悪パターンかもしれませんが。