Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

お前ら全員めんどくさい! (2)~(8)

「お前ら全員めんどくさい!」、2~8巻まとめて紹介しておきます。

この後出てくる重要なキャラは、まず#05(虎視眈々)から登場しているのが榎本史織、榎本英子の姉という立ち位置、準レギュラーという頻度で出てきます。性格としては主役の3人の上級生だけあって上から目線で攻めてきますが、案外小心者で、#09(夜の吊り橋教室)のキモ試し大会では国彦先生と一緒に校内を回って滅茶苦茶怖がります。必見は#14(それは誤解です。)の国彦先生にパンツ見られるシーンですかね。役目は余計なことをする引っ掻き回し役です。

次に、#13(そうそう上手く行きません。) から出てくる久川響、小雪先生の姪っ子の中三、学校見学に来るところで登場します。

この子ったら
購買で
便箋 買って 来たんですよ
口じゃ上手く
言えないから
って
(#13 そうそう上手く行きません。)

てな感じの、人見知りするという設定の内気キャラです。#38(言葉にして気付くことって。)で、高校に入学してきます。

少し話が進んでから、6巻、#30(戦場のメリークリスマス)で、去年まで国彦先生のいた学校の生徒、本田保乃香が登場します。ヒロインが高一の時点で受験生、2年先輩になります。元カノと自称していますが国彦先生は全力で否定します。

基本的にはメインの一宮、榎本(妹)と後から戦線に加わる久川の3人が真面目に思い詰める系、栗原、榎本(姉)、本田が自己中な発想で周囲を振り回す系、当の国彦先生のベクトルは小雪先生に向いているという感じの均衡が取れた世界です。

一宮、栗原は登場した回で既に国彦に告白しています。

私だっ…て…
先生のことっ…
好きっ…
だもん…!
(#01 友達じゃなくて、先生です。)

これが一宮で、

国彦先生は
チョロそうで
好きですわ
(#02 モンスター現る。)

これは栗原ですが、謎の世界観なのでよく考えてみると告白なのかどうなのかよく分かりません。

榎本は #03(俺はお前たちにちゃんとした青春を送ってほしい。)で、パスケースに国彦先生の写真を入れているのを先生に見られてしまいます。さらに、ロッカーに隠れた国彦先生の前で、

大好きよ!
(#021 本音と建前)

と叫んでしまいますが、何だかんだいって正式には一度も告白していません。とはいえ間接的には告白したようなものです。

全体的にはなかなか進展しないめんどくさいシナリオなので、時間は経過しているので卒業までにオチが付くはずなのですが、どういう結論になるのかさっぱり読めません。

キャラの中で気になるのは妄想系の栗原、巨乳キャラでもあります。#07(夏のプールってこんなにまぶしかったっけ。)では、一宮は競泳用水着に白衣という謎のコーディネートですが、栗原はもちろんビキニです。ちょっとアクシデントがあって紐が解けてしまい、国彦先生が結びなおすシーンがあるのですが、

先生
栗原さんの
おっぱい
見たんですって?
(#07 夏のプールってこんなにまぶしかったっけ。)

実は栗原は脱ぎキャラで、すぐに脱ぎたがるのです。

でも日本は
どうして
一夫一婦制なのでしょう…


多夫一婦制の
国に住みたい
ですわ…
(#15 先生はおやつに入りません。)

というような感じで浮気性で、いろんな先生にアプローチしています。普通にいけば一宮が本命ですが、何となく栗原が勝ち残りそうな気がします。

5巻に収録されている番外編3で小雪先生の日常生活が出てきますが、原付乗ってコロッケ買い食いするイメージというのは面白いです。

 

 

お前ら全員めんどくさい!
TOBI 著
メテオCOMICS