知恵袋で「何がわからないのかもわからない」という質問があったので、これは確かひたぎさんの言葉だよな、と思いまして、化物語をちょっと読み直してみました。
勉強という言葉が含まれるイベントで苦労することなんて、私のこれまでの人生にはまったくなかったから、阿良々木くんが何に悩んでいるのか、何に行き詰っているのかが、ちっともわからないわ……阿良々木くんが何がわからないのかわからないのよ
(p.279)
ひたぎさんは推薦で大学に行ってしまう勉強がかなりデキる人なので、分からないということが分からない、つまりなぜ分からないのか理解できていないのです。分かっている人にとって、分からない人がなぜ分からないのかを理解するのは案外難しいです。
何となく、実は分かっていてわざと分からないと責めているような気もしないでもないですが。