Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

雑記

「日本の無戸籍者」はちゃんと読み終わったが、やはり評するのは大変、というか時間がかかりそうだ。

途中に出てくる話題に、「三船殉難事件」がある。ちなみに、このような事件は学校の社会の時間に教えているのだろうか?

日本の降伏文書への調印予告、および軍隊への停戦命令布告後の一九四五年八月二二日、北海道留萌沖で日本の引揚船三隻(小笠原丸、第二新興丸、泰東丸がソ連軍の潜水艦からの攻撃を受け、小笠原丸と泰東丸が沈没して一七〇八名以上が犠牲になった。
(日本の無戸籍者、井戸まさえ著、岩波新書、pp.126-127)

樺太からの引揚の話とか、悲惨な史実はたくさんある。過去とはいえ、まだ当時を知る生存者がいるような近い時代のことである。ロシアは親日だというが、引揚船を魚雷で沈めた相手と仲良くしたいという神経がよく分からない。