会議ってのは基本退屈ていうか、2対8の法則に従えば、8割の参加者においては意味なく時間を潰すためのものだが、かといって寝ていたら査定にも響くので、会議をうまくやり過ごして高い評価を印象付けたい。そういう人におすすめなのがこの一冊。
とはいっても、内容的にはどちらかというと管理サイドが使って役立つ裏技満載なのかな、例えば、
No.35 ひとの報告をさえぎり、その後、再開させる(カニエ・ウェストみたいに)
(p.77)
誰?
有名な人【謎】らしいが、それぞれ具体的な言葉が書いてあるのが、とっても親切。
アンソニー、ちょっとストップ
ねえみんな、
アンソニーが私たちの
四半期目標について報告するから、
ちゃんと聞いてね
じゃあアンソニー、続けて
(p.77)
何か聞いたことあるような気がするあなた、ヤラれてますな。
No.57 「いい質問だ」と言って質問に答えない
(p.107)
ナイス質問ですね。しかしこの人、こんな本を何で書いたのか。それが巻頭に書いてあります。
原稿料をもらえるからだ。もっと言えば、締め切りがあるから。
(p.8)
そりゃそうだけど、この種のベクトル変換的な小技はこの本には見当たらないようだ。残念。
会議でスマートに見せる100の方法
サラ クーパー 著
ビジネスあるある研究会 訳
早川書房
ISBN: 978-4152096579