Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

書籍

エピソード魔法の歴史―黒魔術と白魔術

新年早々こんな本なのか、と思ったが、まあいいか。 魔術だけでなく、錬金術、占い師、魔女、怪物、幽霊などのオカルト全般における知識が浅く広く紹介されている。そちらの世界に興味がある人にとっては、それなりに面白いと思う。ただし、訳者あとがきによ…

ゴッドウルフの行方

ミステリー…じゃなくてハードボイルド。スペンサーシリーズといえば有名らしいが、私は他には読んでないと思う。一気に読んでみようか。 推理小説といえばそうだが、命は狙われるし、仕方ないから探偵が殺してしまう、みたいなパターン。出だしからしてちょ…

22世紀の酔っぱらい

SF。微妙な未来の社会が舞台。話が始まるとすぐ、大学で数学を教えているコーナット教授は18階の部屋から窓に近付いていく。 彼は自殺しようとしているのだ。ここ五十日に、彼は九回も試みているのだ。 (p.8) 自殺癖があるわけではない。行動的に自殺しよう…

すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (3)

今日も昨日の続き。まず、堀江さんの教養論から。 先に私の考えを書いておくと、教養とは生きていく過程で身に付けるもの全てのことだ。実践してもよし、本やネットで知識を仕入れてもよし。しかしそれを身に付けないと教養ではない。使えない知識は教養では…

すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論 (2)

昨日の続きで、堀江貴文さんの本から。洗脳といえばすぐに思いつくのが自己啓発【違】だけど、これは面白いと思ったのは、 某回転寿司チェーンが、新人研修で「社訓」を暗唱できなかった内定者に、入社辞退を求めていたというのだ。 (p.31) これはあるあるだ…

すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論

堀江さんの本で、7月頃に図書館で予約したら今頃になって番が回ってきた。買えばいいじゃん、と思うかもしれないが、私もそう思う。 ていうか予約したことを忘れていたし。 いきなり余談っぽいけど、やりたいと言いながらやらない人のパターンを2つとしてい…

短編少女 (2)

今日中に終わらせておきたいので、今日は11日に最初だけ紹介した「短編少女」の残りを書く。13日と14日にもちょろっと書いているけど、とりあえず3作目から。 道尾秀介さんの「やさしい風の道」の途中に出てくる「はげキオ」の話は先日紹介したので省略する…

レキシントンの幽霊

今日もやたら歩いたので本など読む暇はなかった。はずなのだが読んでしまったので仕方ない。 これも短編集。1つ目の「レキシントンの幽霊」は、レキシントンに幽霊が出るというだけの話。個人的には割とよくあるというか、経験しているような話だからいまい…

パン屋再襲撃

さいしゅうげき、を変換したら最終劇になるかと思ったらちゃんと再襲撃と変換してくれたのでホッとした。今日も時間がなかったので何も読めなかった、と書きたかったのだがこの本読んじゃったので仕方ない。 村上春樹さんの短編が入っている。まずタイトルに…

実践理性批判

今日は少し長い時間電車に乗ることになったから、何か本を読もうと思って選んだが、惜しくも最終段階で落選【謎】したのか、カントの実践理性批判。 文庫本で手軽で、多分どれだけ長時間になっても読みきれない(笑)ので、長時間の読書には最適なのだが、前回…

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編

昨日はとある場所に行ったら、ギギギギィィィ、みたいな声で鳴いている鳥を発見した。おお、これがねじまき鳥か。実在するとは。ということでもう飽きてきたからさっさと終わらせたくて第3部の鳥刺し男編でシメる。鳥刺しよりも馬刺しの方が好きなのだが、鳥…

ウィトゲンシュタインと禅

ねじまき鳥は書きたいことを書くとどんどんヤヤコシクなるから疲れるからちょっと一休みして、今日読んだ本。哲学です。 従って結局『論考』は、無意味な問いに答えるべく編成された無意味な命題の大集団である、という事になります。 (p.57) 論考は「論理哲…

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編

今日は少し頭がクラクラしているので、調子に乗ってねじまき鳥の続きを書いてしまおう。今日は第2部について戯言を書きたいのだがその前に第1部の間宮中尉の話をなぜ無視するのか言い訳しておきたい。 一説によればその話はこの長編小説の中核となる重要なエ…

ヴィジュアルガイド 物理数学 ~多変数関数と偏微分~

今日はねじまき鳥の第2部を書く予定だったが、例によって書く時間がなかったというかこれから書けという話なのかもしれないが、1回パスして最近読んでいる本を紹介する。以前紹介した「ヴィジュアルガイド 物理数学 ~1変数の微積分と常微分方程式~」の続編。…

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編

いくら何でも毎日雑記だと「いつか読んだ本」じゃないし、そろそろ行くかということで、「ねじまき鳥クロニクル」。第1部。ちなみに一通り読んだけど、正直言ってちょっといまいち感がある。リアルでもないしファンタジーでもない中途半端な感じ。出てくる人…

短編少女

まだ2作品しか読んでいないのですが、短編集です。多分タイトルがこれだから少女に関する作品集なのでしょう。 1作目は三浦しをんさんの「てっぺん信号」。モールス信号が出てきます。しかもカナ。カナのモールスは私には分かりません。じゃあアルファベット…

魔性の子

八つ墓の祟りじゃぁ…【違】 ていうか八つ墓村はホラーじゃなくてミステリーなんですけど、この小説はホラーです。女性を車に乗せて送っていったらいつの間にか消えてた的な Japanese ホラー、イエイです。 大体、幽霊なんて非科学的だし、怪異なんて物語の中…

天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編

11月28日に紹介した「蒼路の旅人」の続きになります。真打のバルサ登場で、俄然盛り上がります。ちなみにドラマ見てます? 前作に出てきた密偵のヒュウゴとバルサがひょんなきっかけで出会って、チャグムを探してアタフタします。お互い本来は敵のはずなので…

結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方

流石にいつまでも先送りするのもアレなので終わらせましょう。茂木さんの本です。 どんな本かというと、ちょっと雑談的な感じがするのですが、 雑談はとてもクリエイティブな行為です。 (p.034) なるほど、実演しているのですね。雑記もオッケーなのでしょう…

あゝ神風特攻隊―むくわれざる青春への鎮魂

そう何度も延期していられないので紹介する。光人社NF文庫というのは先の大戦のノンフィクションの戦記物を発行しているシリーズで、「あゝ神風特攻隊」というのは、タイトルがそのまま内容を表現しているから説明も必要ないと思うのだが、最近の若い人達は…

読むだけですっきりわかる国語読解力

読解力がない人は昔から一定数いたと思うけど、今は本を読まない人が増えているのでしょうか。調査したらそれほど変わっていないという結果も見たような気がしますが。国語の成績が悪い人はこういう本を読むのかな、ということで何となく買ってみました。 こ…

蒼路の旅人

旅人というタイトルだが守り人シリーズ。ドラマも始まりましたね。チャグム皇太子は15歳。サンガル王国からの手紙に誘われて、罠だとわかった上で出向いて捕虜になってしまう。 湖で泳ぐのと、海で泳ぐのはずいぶんちがいます。海に落ちたときは、泳ごうと足…

東京奇譚集

村上春樹さんの短編集です。最初の話は「偶然の旅人」。何気なく出てくるルールがよく分からない。 かたちのあるものと、かたちのないものを、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。 (p.34) 奇妙なルールですね。強引に理屈をつ…

日本はこうして世界から信頼される国となった (2)

昨日紹介した本について、他の章も紹介しておこう。各章には逸話があって、それに沿って日本人論が展開される構成になっている。 第1章は、1985年のイラン・イラク戦争でトルコが日本人のための救援機を出した話。昔、モーニングにこの話のマンガが出ていた…

日本はこうして世界から信頼される国となった

今日は大阪府がサンフランシスコとの姉妹都市を解消するというニュースがあったようだが、サンフランシスコといえば日本人差別で有名だったことを、学校の社会科では教えているのだろうか。 「日本はこうして世界から信頼される国となった」という本の第6章…

ヴィジュアルガイド 物理数学 ~1変数の微積分と常微分方程式~

今日は例の本の書評を書こうかと思っていたけど結局書けなかったので先延ばしにさせてください。ということで全然関係ないけど最近読んだのがこの本。 グラフや図、コラム、欄外の注釈など、とても分かりやすい。問題を解いて理解を確かめながら読み進めるこ…

建築知識2017年12月号

何か話題になっていたので買っちゃいました。今日発売なので、まだ平積みになっていました、新宿紀伊国屋書店本店。 Webでは予約終了みたいな表示だったので、足を使ってget。今、Amazon で在庫状況調べたら、カテゴリ住宅建築・家づくりでベストセラー1位っ…

「なんとかする」子どもの貧困 (2)

昨日書いた書評の続きである。埼玉県の学習支援教室を紹介する所にサラっと出てきた次の文が気になった。 ただ、子どもを叱る、さとすことができなくなっているのも問題だと感じる。 (p.103) 昔は悪いことをした子どもは大人に叱られたものだ。今は知らない…

「なんとかする」子どもの貧困

子供の貧困問題についての本。 まず、この本が相対性貧困について書かれているという点に注目して欲しい。昔は貧困イコール絶対的貧困、すなわち貧しいことを意味する言葉だった。銭ゲバというマンガに出てくる「世の中には五円のお金がない家もあるのです」…

くろご

時代物です。主人公は鉄砲磨同心の流山数馬。鉄砲磨同心というのは聞きなれない役職ですが、 鉄砲磨同心とは、その名の通り、鉄砲を磨く役人のことである。 (p.20) そのまんまやんけ。今の言葉でいえば銃のメンテ要員ですね。しかし数馬は鉄砲鍛冶の出身なの…