Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

書籍

男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実 (3)

今日は「男子御三家」の3回目。第3章は、「武蔵 勉強を教えない「真の学び舎」」というタイトルが付いているのですが、勉強を教えないで一体何を教えているんだ(笑)。 例えば、センター試験の勉強会をやろうと思った生徒が教室を借りようとしたら却下されま…

男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実 (2)

昨日に続いて「男子御三家」。第2章は「開成 運動会で結束を強めるエリートたち」。 開成高校は東大合格者数ナンバーワンで有名です。そのスーパー進学校が実は併願校になっているという驚きの事実があります。 開成を第一志望校にして晴れて入学してきた生…

男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実

今日紹介する本は「男子御三家」。御三家というといろんな御三家がありますが、今回の御三家は、 東京にある私立男子校「麻布」「開成」「武蔵」の三校 (p.8) のことです。 ちなみに女子御三家は「桜蔭」「女子学院」「雙葉」です。いずれも、御三家は難関大…

クリティカル・シンキング入門

残念ながら、手に取ってみて、これアカンやつや、と思いました。 もし、あなたがクリティカル・シンキングに関して知りたいと思っているのなら、読まない方がいいです。多くの大学入試の現代文の参考書と同様、この本は、おそらくクリティカル・シンキングの…

音楽のなかの言葉

今日の本は「音楽のなかの言葉」。音楽がどのように表現するかを、楽譜を交えて理論的に解説していく本。 「どのように表現」といっても具体的に何をという話にはならない。音楽の表現する対象は音で、文字ではないからだ。登場する巨匠たちは、モーツァルト…

宇宙島へ行く少年

今日はアーサー・C・クラークさんの「宇宙島へ行く少年」。Islands in the Skyです。(※) 主人公はロイ・マルカム。16歳。優勝したら地球のどこにでも行けるというクイズ番組で優勝します。どこに行きたいかを選ぶときに言ったのが、 「低位ステーションに行…

天主信長〈裏〉 天を望むなかれ

先日紹介した「天主信長」の裏バージョン。ストーリーの基本の流れは表と同じですが、こちらは黒田勘兵衛の目線で描かれています。 何でこちら目線の物語を書きたかったのかな、と思ったのですが、読んでみて分かったのが、播磨国のぐちゃぐちゃぶり。勘兵衛…

老骨秘剣-はぐれ長屋の用心棒(26)

12月になりましたが、今月も相変わらず「はぐれ長屋の用心棒」シリーズで、今日は「老骨秘剣」です。しかしもうこのシリーズは殆ど残っていません。あと7、8作品程度でしょうか。 今回のメインゲストは老剣客。名前は平沢八九郎。源九郎よりもデキるような剣…

天主信長〈表〉 我こそ天下なり

今日は上田秀人さんの「天主信長」。この本は表と裏の2冊あるのですが、今回は表を紹介します。ストーリーは織田信長の人生を、比叡山延暦寺の焼き討ちから本能寺まで。本能寺の変の解釈が面白い。ここは伏せておいた方がよさそうなので、今回は触れません。…

なんで、私が早慶に!? 2020年版

今日の本は「なんで、私が早慶に!? 2020年版」。アーク出版。本というより、四谷学院のパンフレットみたいな感じではあるが、個人的にはそんなことよりも、なんで2019年に2020年版!? ということの方が気になる。この本が発行された 2019年2月には、まだ202…

加賀騒動―百万石をたばかる、大槻伝蔵の奸計

今日の本は「加賀騒動」。加賀百万石で起こったお家騒動がネタになっていますが、時代としては、 宝暦期(一七五〇年代)から明治にかけて、実録体小説(稗史)・講釈・歌舞伎等の媒体を通じてそれは天下に喧伝された。 (p.3) とのことです。 しかし、これが史実…

ヤクザに学ぶ交渉術

今日の本は「ヤクザに学ぶ交渉術」。 ヤクザといえば脅しのプロというイメージかもしれませんが、実際に手を出さなければ、脅しというのも交渉の一種ですから、交渉のプロという視点もあるわけです。この本には、カタギとは違った論理の交渉事例がいくつも出…

人類を超えるAIは日本から生まれる

今回は人工知能の話題を扱った本、「人類を超えるAIは日本から生まれる」です。ターゲットは人工知能に興味のある人、という感じでしょうか。あまり細かいことを知らない人が読めば、なかなか面白い内容の本だと思います。本当に専門だといろいろひっかかる…

AI兵器と未来社会 キラーロボットの正体

既にAIが兵器に組み込まれた時代に突入していますが、現時点のAIはせいぜい画像認識。目標物をインプットしておけばGPSなしで目的の場所まで移動して撃破、程度の機能しかありません。それだけでも大したものですが、この本は、将来 AI が進化したらどうなる…

俺たちの仇討-はぐれ長屋の用心棒(42)

今日の長屋シリーズは「俺たちの仇討」。今回のゲストは戸坂と彩乃。このシリーズ、武士と娘の組み合わせが多いですね。 彩乃の父親の敵討ちに武士が助太刀という仇討ちパターンです。この戸坂は源九郎の昔馴染、 「わしは、戸坂だ。戸坂市三郎だよ、士学館…

磯次の改心-はぐれ長屋の用心棒(32)

今日も「はぐれ長屋の用心棒」シリーズから、「磯次の改心」です。「改心」といえば、思い出すのはO.ヘンリーさんの「よみがえった改心」(A Retrieved Reformation)ですね。赤塚不二夫さんがおそ松くんでパロディを描いています。本作はそんなに大それた改心…

老剣客躍る-はぐれ長屋の用心棒(35)

今日は、はぐれ長屋のシリーズから「老剣客躍る」。35巻です。今回は女・子供が襲われているところに源九郎が出くわして助けてやるパターンです。後日お礼に来たときに、ジジイの武士が一緒にやってきます、 この老剣客の名前が青山弥太郎。昔、源九郎と同じ…

銀簪の絆-はぐれ長屋の用心棒(28)

今日は長屋シリーズに戻って「銀簪の絆」。銀のかんざしなんて、お洒落ですね。こういうアイテムは今でも流行すれば面白いと思うのですが。 今回の悪役は、 聖天一味の仕業らしい (p.23) 一味といわれると何となく大物感が強化されますね。七味だと辛さの中…

白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険

今日紹介するのはファンタジー。「白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険」です。知らない人にはなんやソレというタイトルですが、知っている人は多分知っている。情報科学の分野です。 先にどういうネタが入っているかを紹介しておくと、 ・…

悲恋の太刀-はぐれ長屋の用心棒(36)

今日は長屋シリーズから「慈悲の太刀」、36巻です。「神隠し」の前に紹介すればよかったかな。 オープニングは女が斬られそうになっているところに菅井が出くわすシーンです。女を守る武士は一人。相手は3人で大ピンチ。いつものパターンですね。菅井が助太…

神隠し

今回は、はぐれ長屋シリーズの37話、「神隠し」。10歳位の少女が行方不明になるというヤバい事件が多発します。 沢田屋の一人娘、「きく」は十歳。突然戻ってこなくなり、神隠しではないかと騒ぎになります。要するに誘拐なのですが、犯人が身代金を要求して…

烈火の剣-はぐれ長屋の用心棒(29)

今日は、はぐれ長屋シリーズに戻って「烈火の剣」です。第29話です。 今回のゲストは山本という浪人と倅の松之助。ゲストといっても、半年前から長屋に暮らしています。オープニングで菅井と将棋を打っていますが、将棋も強いし、学があって。長屋の子供に読…

藤原道長の日常生活

「御堂関白記」という日記があります。藤原道長の日記とされ、現存する世界最古の直筆日記とされています。中国とかエジプトのような古代国家も日記を書いた人がいそうなものですが、直筆でしかも残っているというのは珍しいのでしょう。しかも、この日記も…

娘連れの武士-はぐれ長屋の用心棒(31)

今日は長屋シリーズに戻って、「娘連れの武士」、これは31話です。いつものように菅井が居合の芸をしていると、 ひとりの女児が三方に走り寄り、いきなり竹片をつかむと、 エイッ! と声を上げ、菅井に投げつけた。 (p.14) これが菅井に当たってしまうのです…

天使になりたかった少女

ジュニア小説です。主人公は15歳の少女、マーシー。マーシーは拒食症です。なぜ食べないかというと、天使だから食べなくても大丈夫だと思っているのです。治療センターに入りますが、中にいる人達がまた凄いのです。マーシーは自分が病気だとは思っていない…

iレイチェル: The After Wife

この本はタイトルがよくない。こんなタイトルだと、タイトルを見た瞬間にシナリオが想像できてしまう。私はこのタイトルを見た時点で、この小説がレイチェルという人をコピーしたAIを作る話だということを一瞬で想像できたし、実際そういう話だった。 もっと…

秘剣霞颪ーはぐれ長屋の用心棒(19)

今日は「はぐれ長屋の用心棒」シリーズに戻って「秘剣霞颪」。例によって(笑)、源九郎と菅井が歩いていると、たまたま駕篭が襲われているところに遭遇します。もちろん駕篭に助太刀して賊を撃破。この場は別れますが、後日、長屋に初老の武士がやってくる。…

ランキングのカラクリ

そういえば、今月はなぜ毎日一冊ずつ紹介しているのでしょうね? 先月は毎日紹介するという目標を立てたのですが、今月は別に「雑記」でも構わないのですが。3週間続けたら習慣になってしまうというアレでしょうか。 惰性的に今日も紹介します。今日は長屋シ…

怒り一閃-はぐれ長屋の用心棒(24)

てなわけで【なにが】、今日は「はぐれ長屋の用心棒」の「剣術長屋」の次の話、「怒り一閃」です。前回お願いされた松浦藩の剣術指南役に出かけるところからスタートします。今回は菅井メインって感じですね。 剣術指南というのは競争の激しい世界ですから、…

八万石の危機-はぐれ長屋の用心棒(33)

今日は長屋シリーズから「八万石の危機」。八万石といえば、登場するのは16巻「八万石の風来坊」で出てきた青山京四郎様です。最初からピンチばかりだったような気もしますが、まだ危機があるのか。 源九郎と孫六が珍しく二人で波乃屋で飲んだ後に、武士の斬…