Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

百億の昼と千億の夜

今日は何故か読み直してしまったので、「百億の昼と千億の夜」です。名作です。何で昼と夜の数が違うのでしょう。 ちなみに百億日は約 27,378,508 年、3千万年弱ってところで、千億日だと3憶年弱ということになります。ストーリーは今更なので紹介しませんが…

妖怪談義

今日は柳田国男さんの「妖怪談義」。約30の短編が入った、妖怪紹介本です。ジャンルとしては民俗学ですね。 妖怪が民族学の対象なのかというのはよくわかりませんが、妖怪が各土地に密接に関わっていることは確かで、さらに文化にも影響を与えています。「か…

マンガ 老荘の思想

今日は風邪で寝ていたので本は読んでないのですが、数日前に読んでいたマンガ「老荘の思想」を紹介します。 老荘というのは老子・荘子。雰囲気としては禅に似ています。「車大工」は古人の糟粕です。欄外注に、 真の認識は言葉では表現できない。したがって…

黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇 (2)

今日は朝からドタバタしていて、本を読む暇もなかったですけど、先日図書館から借りてきたポオの文庫本に入っている作品を2つ紹介してみようと思います。 ちなみに、この本には「黄金虫」と「アッシャー家の崩壊」という超メジャーな作品も入っていますが、…

贅沢貧乏 (4)

どこまで行ったっけ、という感じの「贅沢貧乏」ですが、今日は収録作「文壇紳士たちと魔利」から紹介します。 この短編は、 34.1度の部屋の中で (p.211) という出だしから始まりますが、今だとこの気温はそれほど暑いって感じではなさそう。当時はエアコンは…

マンガ 孔子の思想

今日も先日に続いてテレワークで書類整理【謎】だったので、一冊読んでみました。ていうかコレ何のテレワーク。今日は「孔子の思想」です。 孔子といえばドナドナで有名ですが【違】、先日紹介したマンガと同じ系列です。ただし、今回の方が、漫画が理解の助…

赤死病の仮面

今日は先日ちらっと話題に出した、ポオ作「赤死病の仮面」(The Masque of the Red Death)です。岩波文庫の「黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇」に収録されています。 「赤死病」というのは、黒死病(ペスト)から想像した架空の病気とのこと。 疫病の感染、…

マンガ孫子・韓非子の思想

今日も朝からテレワークで書類整理【謎】なのですが、ちょっと疲れた時に一冊読んでみました。 マンガといっても、挿絵付きで有名なところをちらほら紹介している感じで、マンガ的に面白い絵柄でもありません。漢文が全く出てこないので、本格的にやりたい人…

贅沢貧乏 (3)

今日は森茉莉さんの「贅沢貧乏」から、「気違いマリア」。何故かこんな簡単な単語の変換に苦労しましたよ。ここまで読んでみて、森茉莉さんが普通の感性ではないというのはよく理解したつもりですが、マリアは、 ここのところは永井荷風の気ちがいが遺伝して…

東大式スマホ勉強術 いつでもどこでも効率的に学習する新時代の独学法

あれ? 1日飛んでいる。夜中に徘徊しているのか? というわけではないと思いますけど、香川県でヘンな条例ができたらしいので、今日は「東大式スマホ勉強術」を紹介します。 ちなみに個人的には、レベルの低い高校の生徒は勉強中にLINEを使って雑談している、…

リア王

今日あたりはエドガー・アラン・ポーの「赤死病の仮面」でも読みたい気分ですが、選んだのは全然違って、シェイクスピアの「リア王」です。 有名な作品なので紹介するまでもないかもしれませんが、要約すると、リア王と娘達が死ぬ話です。シェイクスピアの作…

贅沢貧乏 (2)

今日も「贅沢貧乏」を紹介していきます。贅沢貧乏といえば、私は昔からティッシュはクリネックスと決めています。他のティッシュに比べるとちょっと高めの価格設定なのですが、これが密かな贅沢なのです。ところが最近のコロナ騒ぎで店頭から消えてしまった…

贅沢貧乏

れんげ荘物語で、主人公のキョウコが読んでいた、森茉莉さんの「贅沢貧乏」を読んでみました。これは恐ろしい本です。ラノベはサクサク読める私が、1ページ読むのに1分かかってしまうのです。確かにこれなら一日中ヒマな人にはもってこいですが、なかなか進…

改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

今日は本といえば本なのですが、大学受験用の単語帳、「鉄壁」です。 この本は、東大王でも紹介されて、その直後は急激に売れたそうですが、その改訂版が3月に出たばかりなので、以前と何が変わっているのかチラ見してみると、 34 specify (他)~を(具体的に…

くらもちふさこ デビュー45周年記念 ときめきの最前線

今日はマンガの特集本で、「くらもちふさこ デビュー45周年記念 ときめきの最前線」。 昔はこの種の本としては「ぱふ」が有名でしたが、その種の本は絶滅したのでしょうか。ユリイカがたまに漫画家の特集をしていることがあるようですが、今回の本は、たまた…

散歩するネコ れんげ荘物語

今日はれんげ荘シリーズの第四弾、「散歩するネコ」です。今回は文庫本ではなく単行本。 前回倒れたキョウコの母は記憶喪失になっています。ただ、キョウコとしては、ケンカせずに済むので、それがかえって都合がいいようです。キョウコの母の性格を、キョウ…

幸腹な百貨店 デパ地下おにぎり騒動

今日は「幸腹な百貨店 デパ地下おにぎり騒動」。シリーズ2作目。 誠に勝手ながら、十一月末日をもって営業を終了させていただきました。 (p.7) いきなりこんな張り紙で始まるから百貨店が潰れたのかと思いましたが、これは別の店の話。肉豆腐が美味い店です…

10代のための疲れた心がラクになる本

今日は紀伊國屋書店では心理学コーナーに置いてあった本で、「10代のための疲れた心がラクになる本」。高校生がターゲットで、とても読みやすいです。 個人的には、ストレスフルなプログラマーにオススメではないかと。 ストレスは、ほどほどにはあったほう…

お前ら全員めんどくさい! (10)

あはは、もうネタがない。雑記しかないか。と思いきや、このマンガ出ていたので買ってしまいました。 この巻で完結です。個人的にはこのオチは期待外れですが。#48 に出てくるクリームソーダ、今時ああいうクリームソーダを出してくれる店はあるのでしょうか…

幸腹な百貨店

図書館に本を借りに行ったら、今はカウンターしか開いてなくて、アニメに出てくる裏世界のカウンターみたいになっていました。ラウンジの照明とか落としているので雰囲気も最高です。そろそろネタがなくなってきたけど、今日は「幸腹な百貨店」。シリーズ3作…

ネコと昼寝 れんげ荘物語

今日は、れんげ荘シリーズの3作目。「ネコと昼寝」。 猫が出てきますけど、大したことはないです。キョウコは相変わらずぼーっと生きています。平和そのものですが、自分から隠者になったようなものですから、 しかし他人は、中年女が赤い口紅をつけていよう…

凶器は壊れた黒の叫び

今日は階段島シリーズから第4弾、「凶器は壊れた黒の叫び」。 例によって基本、ストーリーは端折って気になった台詞とかだけ。まず、安達と七草の会話の中で、七草がこのようなことを考えます。 嫌いな理由ならいくつでも並べられるけど、好きな理由を言葉に…

汚れた赤を恋と呼ぶんだ

今日は階段島シリーズから「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」。今回はこっちの世界の話です。つまり、階段島に捨てられた人格ではなく、捨てた方の人格のストーリーです。 どこが恋なのかよくわからない話なのですが、気にしません。民俗学の話題が出てくるのですが…

幸腹な百貨店 催事場で蕎麦屋呑み

今日は「幸腹な百貨店 催事場で蕎麦屋呑み」、幸腹な百貨店シリーズの3作目です。実は1、2作目はまだ読んでいません。 デパートの売上が落ちてきているので復活させろ、というのがミッション。デパート社員のバトルです。最初の方に出てくるこの独白とか、 …

私家版 青春デンデケデケデケ

今日は芦原すなおさんの「私家版 青春デンデケデケデケ」。この作品は第105回直木賞を受賞しているのですが、このときに発表したのは最初に書いた内容を原稿用紙400枚にカットしたもので、私家版というのは、カット前のバージョンだそうです。 主人公の名前…

子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法

今日は新書で、「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法」。 幼児教育という言葉もあるが、この本は教育というよりも、脳の性能という意味での「才能」をupするにはどうすればいいか、といったテーマに即した本。具体的に何をすればいい…

その白さえ嘘だとしても

今日は昨日紹介した小説の続編、「その白さえ嘘だとしても」。階段島シリーズの第二弾です。登場人物は継承しています。メインは七草と真辺。今回はクリスマスパーティ直前のアタフタが舞台です。 今回もストーリーに関係ないネタを拾って紹介してみます。ま…

いなくなれ、群青

今日は「いなくなれ、群青」。階段島シリーズ。ある日突然、知らない場所にいる、みたいな話です。ここはどこ。 主人公は七草。早朝に散歩していると、真辺由宇という、昔馴染みの少女に出会います。この二人の行動で話が進んでいくのですが、今回はストーリ…

月夜の晩に火事がいて

今日は芦原すなおさんの「月夜晩に火事がいて」。ミステリーです。かなりドロドロしています。 主人公の探偵は、山浦歩。先日紹介した「猫とアリス」に出てくる「ふーちゃん」ですが、本作では(でも?)かなりマヌケな感じで、そもそも現地に行くときに新幹線…

ロード・ジム(下)

今日は「ロード・ジム」の下巻。ロード・ジムという表現も出てくる。 『みんなは、トアン・ジムと呼んでおりますよ』と、コルネリウスは軽蔑を顔に表して言った。『さしずめ、ロード・ジムといったところですな』(p.213) コルネリウスと話をしているのはブラ…