Phinlodaのいつか読んだ本

実際に読んでみた本の寸評・奇評(笑)

“文学少女”と死にたがりの道化

今回の作品も続編が出ているようですが、今のところ私はこれしか読んでません。いつか読みたいです。サクっと読めるような気もしますが。ラノベです。 恥の多い生涯を送ってきました。 (p.4) 私は太宰はあまり好みじゃないんだよね、理由はダサいから。でも…

手詰まり感

今日で何日連続なのだろうか。3週間続けたら習慣になるという法則がある。そうはいっても、「いつか聴いた曲」のようなツイート感のあるテキトーな文章ならまだしも、このブログのような1冊まるごと評するような内容を書くのは流石にキツい。 雑誌で以前連載…

精霊の守り人

今日は夏至らしいですね。東京は朝から雨でお日様が出る気配はありません。 今日紹介するのは、ファンタジーの名作「精霊の守り人」です。順序無視派の私にしては珍しく、ちゃんと1作目から紹介できました。 小説は1996年に単行本が出た後、守り人シリーズと…

偏差値40の受験生が3か月で一流大学に合格する本

いわゆる受験本なのですが、書いてあるメソッドは普通である割に、内容が異色です。ハッキリいえば不可解です。不可解だから面白いけど。 東大、京大は、努力だけではどうしても合格できない面がありますが、大阪大学以下なら努力すれば合格できる、というの…

Dr.福井の大学入試必勝の法則

いわゆる受験本、あるいは勉強法の本です。この種の本を一冊も持ってなくて、受験勉強のやり方がわからない、という人にはまずこれをおすすめします。 理由は単純で、安いから。1000円でお釣りがくる本って、案外ないです。 それで必要なことを短く要約して…

会議でスマートに見せる100の方法

会議ってのは基本退屈ていうか、2対8の法則に従えば、8割の参加者においては意味なく時間を潰すためのものだが、かといって寝ていたら査定にも響くので、会議をうまくやり過ごして高い評価を印象付けたい。そういう人におすすめなのがこの一冊。 とはいって…

ジョニーは戦場へ行った

第一次世界大戦、ジョニーは戦場で爆撃を受ける。 どこかでわめき声がし、彼は退避壕に飛び込み、何もかも見えなくなり、彼は時を失った。 (p.144) 一命は取り留めたが、代償として両手両足と視力と聴力を失い、口をやられたので話もできなければ食べること…

鳥の会議

この本には「鳥の会議」「鳥のらくご」2つの話が入っている。 主人公は中学生。悪い奴らが大体友達。それもハンパない。友達の神永は父親を殺す。ぼく(篠田)はバラバラにして捨ててしまえばいいという。 お父さんも喜ぶんじゃないかとぼくは思った。 (p.80) …

現代国語

私が高校生だった頃はゲンコクと言ってたけど、今は現代文というのだろうか。国語の授業の話である。私は小学生の頃から多読派だったのと、いつの間にか速読ができるようになったせいもあって、国語の成績は割とよかった。芦田愛菜さんが小学校低学年のとき…

妄想少女

モーニングは今の時点で毎週買っている唯一のコミック雑誌です。昔はいろいろ買っていたけど、最後にこれだけが残りました。このマンガは2014年頃にモーニングに不定期連載されていた話と、週刊Dモーニングに掲載された2作品をまとめて単行本にしたものです…

ヘンな論文

論文というと難しい、読んでも分からない、という先入観があるかもしれませんが、それどころではないという現実を指摘してくれる本です。 論文とは何ぞや。それは最初に解説があって、 世間一般で言われる「論文」というのは、修士号取得以降の研究者が書い…

保育園問題

これが何の問題か、今更説明しなくても「日本死ね」で大問題になって、今では日本中の人がこの問題を知っている… と勘違いしていそうな人が大勢いるような気がしてきた。この本はビックリするような話がたくさん出てくる。例えば、 実は、保育所は定員割れし…

「奨学金」地獄

奨学金が返済できなくなって破綻する人がいる、というニュースを見たことがあると思う。この本の裏表紙には、次のように書かれている。 生活苦と返済苦にあえぐ人々の実態、制度の問題点と救済策を明らかにする。 (表紙裏) 実際に奨学金返済で窮地に陥った人…

標的は11人―モサド暗殺チームの記録

モサドはイスラエルの諜報機関。この本は、実際にあったテロリスト暗殺計画を元にかかれたもので、つまりノンフィクションである。 当然、その信憑性に関して激論があり、それについて本編の後に「取材ノート」として数ページにわたって概要が書かれている。…

書くということ

これは書評ではない。連投しないと Hatena Blog がカウントしてくれないので、だったら毎日書いてみるかという試みである。毎日書くというのは苦手ではない。実際、このブログの姉妹ブログ【謎】の Phinloda のいつか聴いた曲というブログは、昨日で連続3千…

ただし少女はレベル99

やっとシリーズ最初の作品です。4つの短編が入っています。 1つ目「幸福には限度額がある」。主人公は出屋敷市子さん。どんなキャラか説明から入るのですが、 出屋敷市子はデビッド・カッパーフィールドだ。 (p.8) 最初から分からない人には分からない演出で…

レベル98少女の傾向と対策

なぜか逆順に紹介してしまうのですが、今日は前回紹介したアレの2作目です。 5つの短編が入っています。順に紹介すると、まず「人間の権利とは」。 狸退治の話です。ちょっと違うか。退治するのは外来種なんですけど、この話は神とは何かをうだうだ解説して…

もしかして彼女はレベル97 (2)

昨日書くつもりだったけど、ちょっといろいろあって間に合いませんでした。申し訳ない。で、今日一気に書かせていただきます。タイトルの(2)というのは、そういう本があるわけではなくて、この投稿が2つに分裂したので後編という意味ということで。 短編の2…

もしかして彼女はレベル97

レベル99シリーズの3作目です。例によって1作目から読まないと伏線とかキャラのナニが分からないのでアレですが、どうもすみません。 しかも、この本には4つの短編が入っていますが、今回は最初の話「大人気ない大人には敵わない」の紹介だけになってしまい…

夜行

シリアスな作品です。夜は短し…のノリで読むと内股すかしを食いますのでご注意。 百鬼夜行というのはモノノケですね、私は物の怪は得意なのです【謎】。夜行といえば電車用語でもありますが、 「断じて冬でなくちゃ、冬はあけぼの」 (p.112) 春はあげもの、…

武士道

日本には神道という独自の宗教もありますが、よく話題になる武士道というのは何なのでしょうか。それを外国人に伝えることを想定して書かれたのがこの本です。 だから原文は英語です。原文はインターネットで読むことができます(The Project Gutenberg eBook…

脳を活かす勉強法

勉強法を解説した本は恐ろしくたくさんありますが、これはアハ体験で有名な茂木さんの書いた本です。 なお、今回、ページ数は単行本のページです。文庫本も出ていますが、もしかしたらページが違うかもしれません。予めご了承ください。 内容が茂木的で面白…

涼宮ハルヒの分裂

本の紹介が時間軸を逆行していますが、佐々木さんが登場するのがこの巻です。 佐々木さん、どんな性格かというとキョン曰く、 エラリイ・クイーンの国名シリーズを全部読んでる生徒など知る限り佐々木一人である。 (p.241) 国名シリーズというのは、ローマ帽…

涼宮ハルヒの驚愕(後)

昨日に続いて後編の紹介です。ところで皆さんは寝言を言うタイプですか、と言われても寝ている間は気付かないから分からないですよね。寝るときにヘンな寝言を言わないか心配だ、とか考えたことはないでしょうか。ハルヒの場合はスケールが壮大です。 おそら…

涼宮ハルヒの驚愕(前)

涼宮ハルヒシリーズの現時点での最終話の前編です。この直前の「涼宮ハルヒの分裂」から話が続いているので、分裂から読まないとわけが分かりません。ていうか最初から読まないとキャラの立ち位置が全然分からないと思うので、もちろん全部読むのがオススメ…

遠野女大名

お殿様といえば普通に男性に決まっていると思うのが当然だが、主人公の南部寧々は女性の遠野領主です。立場としてはお殿様ですね。この史実を元にした時代小説です。 前領主の直政がいきなり暗殺されてしまうところから、隠居するところまで、散発的なエピソ…

走れメロス

メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かねばならないと決意した。 メロスは牧人だというのだが、切れやすい。しかも王を暗殺しようとする。つまり、今風に言えばテロリストである。王が邪智暴虐という漢字では書けそうもない性格であるというが、言…

anan (アンアン) 2017/05/10[麗しの美脚・美尻]

特集の「麗しの美脚・美尻」(p.26~p.45)に吸い寄せられてしまった。 ちなみに、美尻って何て読むのだろう? 乃木坂46の白石麻衣さんの写真がドーンと出ていて、短いけどインタビュー記事も載ってる。 実は太ももの内側もマシュマロみたいに柔らかくて、乃木…

ぼくは麻理のなか

何の因果か知らないけど5月7日に紹介した「君の名は。」の公式ビジュアルガイドから繋がってしまったので紹介してみます。 話は、大学に行かなくなってアパートで一人でナニしている引きこもりの男、小森くんが、ある朝起きてみると、いつもストーカーしてい…

ミレニアム

タイムトラベル…って死語なのかな、今だとタイムワープというのか? つまりSFですわ。キーワードは幼弱者かな。物語は飛行機が衝突する大惨事から始まる。超レアな確率で衝突したのは 747とDC-10で、もちろん両機墜落だから全員この世の人ではなくなってしま…

受験は要領

今は大きな書店に行くと、受験のノウハウを記した本、いわゆる受験本が何百冊も置いてあるのだが、昔はそんなことはなかった。パイオニアといわれているのが、和田秀樹氏の書いたこの本、「受験は要領」である。1987年に出たものをベースに書かれた改訂版が…

なぜ闘う男は少年が好きなのか

闘う男というのは歴史に出てくる豪傑のことですね。最初に出てくるのは武田信玄です。タイトルは「少年が好き」なんて婉曲な表現をしてますが、要するに男色のエピソードを気軽に紹介している本です。日本の武将はもちろん、世界中の歴史的な逸話を紹介して…

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

昨年大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の公式ビジュアルガイドです。 かなり小さいコマが多いですが、映画のシーンが多数収録されています。三葉の通っていた高校の正式名称が出ているシーンがなかったっけ、と思って確認したかったのですが、見つかりま…

罪の声

グリコ・森永事件という実在の事件を参考にしたフィクションです。フィクションにしてはやけにリアル【謎】な感じがしますが、当時はこの小説に出てくるような、そういう目的の犯罪だとは思ってなかったですね。 ストーリーは事件の時効が成立した後に犯人の…

100億稼ぐ仕事術

この本はダントツに読みやすいと思った。一気に読めるのである。そういえば、ビジネス啓蒙系の本でここまで読みやすいというのは珍しいと思うのだが、それっておかしな話だと思う。ビジネスに成功ためには人脈を確保するというプロセスが不可欠なわけで、そ…

マダム・ジゼル殺人事件

古典的な正統派ミステリーといえばレジェンドの作家が大勢いらっしゃるのですが、今日はアガサ・クリスティさんからあまり有名でなさそうな作品をひとつ紹介しましょう。マダム・ジゼル殺人事件。 この本、私が持っているのと表紙も同じです。平成二年八月二…

萌える英単語もえたん

すごすぎます。こんな表紙だと電車で読めないという人のためにリバーシブルになっている表紙はさておき、これってマジで受験の役に立つのか、というか、最近のセンター試験にはこういう文が出題されるのか、というのは考えすぎですか、そうですか。 例文が物…

AKB48 衣装図鑑 放課後のクローゼット ~あの頃、彼女がいたら~

ネットで買おうと思ったらどこ行っても売り切れで販売してないので、知ってる小売店を全部回るしかないか、と思ったら最初の店でgetできました。こんなこともあるんですね。 帯に、 AKB48グループの衣装全1102着収録!! と書いてあります。つまりAKB48の普通…

家電の神様

主人公の轟雷太くんは大手家電店のビッグロード電器に2012年に入社した営業マン。しかし大赤字になってしまい、ランダムなくじに当たってリストラされてしまいます。ヒトゴトではありませんな。再就職は実家の母親が社長をしている地元密着型の電気屋さん。…

九尾の猫

昨日は本格的ミステリーがほにゃらら、みたいなことをうっかり書いたので、じゃあ本格的ミステリーってどうよ、ということで紹介しましょう、エラリイ・クイーン著、九尾の猫です。日本だと九尾は狐に決まっているけど、この話はヌコです。化物の話ではなく…

人質カノン

7つの短編が入っている。本のタイトルになっている「人質カノン」は偶然コンビニで買い物をしているときに強盗が入ってきて人質になってしまうという話。ミステリー的な物語だが、本格的ミステリーのようにヒントが分からないように埋め込まれているのではな…

学歴と格差・不平等

日本は学歴社会だろうか。この問いに答えるためには、学歴社会とは何かを明確にする必要がある。学歴社会の一般的な意味としては、次のような定義がある。 人間の社会的地位や収入、さらには人物の評価までが学歴によって決められる社会(広辞苑) 今の日本で…

非亡伝

今回は全世界に出て行きます。既に背景となる世界が異次元感覚なので今更世界といわれても、という感じがしなくもないけど。出てくるキャラは四国編からリクルートした人達なので引き継がれています。安心感があります。あのヘンな魔法少女たちもちゃんと出…

プレジデントFamily 2017年04月号(2017春号:わが子の受験大激変! )

主に小学生のお子様のいる家庭をターゲットにした雑誌です。昔は月刊でしたが、最近は季刊になってしまいました、少子化の影響で部数が伸びないのかな。この本は、たまに東大生特集で小学生時代のアンケートを実施するので、その時だけ買っていたのですが、…

東大2017 とんがる東大 (現役東大生がつくる東大受験本)

先日、Yahoo!知恵袋の話を書いたけど、この本も回答作成用に買いました。ていうか実はムツゴロウさんのインタビュー記事が出ているから買ったのだけど。この本は毎年出ているので、もうすぐ2018年版が出るのかもしれないから、今のうちに書いておきます。そ…

トンパ文字―生きているもう1つの象形文字

絵文字ってあるでしょ、元はパソコン通信のような世界で、文字を使って顔を作っていました。日本だと (^^) というのが有名かな。欧米は :-) みたいなの。携帯の時代になって、本当に絵の文字が出てきた。絵の文字というよりも文字サイズの絵だね。ITが進化し…

偏差値29からの東大合格

いわゆる受験本、それも東大合格のノウハウ本。実は書店に行くと東大合格のために書かれた本がたくさん置いてるのでびっくりするはずです。新宿紀伊国屋書店の8階は参考書コーナーで、南側の窓際にいわゆる受験本が置いてあります。ここの書棚1つ分が全部東…

ブラック企業に勤めております

中途採用で入った会社がブラックだった。ということになるとシリアスに超暗い話になるか、ドタバタコメディになるか、どちらかしかなさそうだけど、この話は後者の軽い系ですね。 普通の企業とブラックって何が違うかというと、一つは「できることからやろう…

その女アレックス

ピエールっていうと「どこでもいっしょ」をふと思い出してしまうのだが、というのはおいといて、これは推理小説ですね。ミステリですね。だから必然、推理しながら読むわけですが、えっ、そうなの、みたいな展開がてんこもりで訳が分からないまま翻弄されて…

もの忘れの脳科学

もの忘れはなぜ起こるのか。現時点の認知心理学では主流になっているワーキングメモリという考え方を使って、もの忘れについて説明した本。全く何も知らないとちょっと難しいかもしれないが、心理学を少しかじった経験がある人なら、満員電車の中で暇つぶし…